高血圧に伴う心臓の変化として出現することが多いのですが、他に弁膜症、心筋症などで出現します。
しかし、痩せ形の人には疑陽性が多い所見です。
一度は心臓超音波検査で実際に肥大(壁が厚くなる)の有無、程度を確認しましよう。

心臓がエンジンだとすると、プラグに電気を送る線に相当するものが心臓では左脚と右脚と2本あります。
このうち右脚が断線している状態を右脚ブロックといいます。
ほんの少しの障害でも起こりますのでほとんど問題ありませんが、初めて変化した場合は注意が必要です。

狭心症や左室肥大、心筋症、などで出現します。運動負荷心電図検査で確認する必要があります。
中年女性では、健常者でもしばしば認められます。危険因子(糖尿病、高脂血症など)がない場合、ほとんど心配いりませんが、念のため専門医に相談してください。

症状がなく、数も少なければ問題ありません。
連続して起きる場合、上室性頻拍となりますが、このときは治療が必要です。

原因疾患を調べるために運動負荷心電図や、心臓超音波検査がすすめられます。原因が明らかでなく、運動によって悪化しなければ、特に問題ありません。

心臓の脈が病的に遅い場合、将来、心不全や失神を引き起こすことがあります。
この場合運動しても脈拍の増加は充分ではありません。
ただし、長距離ランナーなどのスポーツ選手では、鍛錬により脈拍はおそくなっています。

心拍数が生理的に増加した場合をいいます。
大人では、1分間に100拍以上、学童では140拍以上の場合をいいます。緊張、興奮、運動、貧血、発熱、甲状腺機能亢進症などで出現します。

右脚ブロックより広範な左室の障害により出現します。精密検査が必要です。

心電図異常

検診などで指摘されることの多い
自覚症状のない心電図異常所見
  
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