たった15cmX10cmの葉書でも、自作の葉書絵にすると色々楽しみがふえます。旅行先での風物や季節の花など何度もお目にかかれないものは、勿論写真として記録保存はできますが、カメラのレンズを通しての客観的なものではなく、これらを自筆で描写することによって、自分の目で捕らえ感じたままを作品に出来ることに加え、本当に生きた記録として鮮明に脳裏に刻むことが出来ます。
しかし大きな絵画の場合は道具立てが大袈裟になる外完成までにある程度の時間がかかりますが、葉書絵の場合はポケットに入る程度の道具でよいし1枚30分もあれば出来上がりますので取っ付き易いのが魅力です。このページでは私が描いてきた作品を順次紹介しながら色々な思い出や印象を書き連ねて行きたいと思います。
私が定年退職後水彩画を始めたのは平成18年(2006年)2月です。地元岩倉市の生涯学習の一環として開催されている教室に入り、平成24年(2012年)2月までの6年間に100数十枚を制作しました。画法は透明水彩絵具を使った「垂らし込み」で色が澄んで鮮やかなのが特徴です。作品の大半は習作で大きさは4号(33X24cm)ですが、美術展に出品するものは8号(45X33cm)から15号(65X53cm)です。美術展では岩倉市文化祭に5回出品し、佳作1回と美術展賞を4回受賞しました。また古巣の中部電力OBで結成されている「彩の会」にも毎年出展しています。個展開催とは行かないので、このホームページに掲載しご覧いただくことにします。
国内外を問わず旅をすることは本当に楽しいものです。行った先が初めての土地の場合は尚更です。特に海外では日本とは全く様子が違い、言語・風俗・習慣など見たり体験することの一つ一つに感動を覚えます。私は旅行の際に葉書絵の道具と8mmビデオカメラを必ず携帯します。そしてそれぞれ訪れた場所や風景・風物などを記録にとどめて一応編集・整理しておきます。
最近はビデオ撮影したものをキャプチャー・ボードでパソコンに取り込むことも始めました。葉書絵とセットするとちょっとした旅行記録となり、思い出に新たな楽しみが加わります。これらの記録を旅行記としてご覧頂くことにします。