スリランカパビリオン前にて 
ニュージーランド・マオリ族の踊り
スリランカパビリオンの入口付近で演奏しているのは恐らく現地のグループであろう。紫の胴巻と赤いキルトに赤いターバンを巻いた男性が小太鼓をたたいて歌う姿は、素朴な中にたくましさも感じられる。その上彼らの真剣な表情には、昨年の大津波による被災と結びつける何かがあるかも知れない。
マオリ族に関する私の予備知識は全くゼロ。しかし彼らの体中にみなぎるパワーは踊りだけでなく大きな生命力に結びついているかも。踊っている男性が時には目を見開いて観客をにらみ、女性もまた太い体からほとばしる力強い声で我々に迫ってくる、ついつい引き込まれてしまいそうな雰囲気であった。