手筒花火を打ち上げる男   オットット・器用な男
手筒花火の打ち上げは万博会場から数km離れた場所で行われ、長久手会場では愛地球広場の大スクリーンで見るようになっていた。私はスクリーンに映し出されたこの姿を記憶しておき、帰宅してから描いた。ベテランの花火師が火の噴出した筒を地面から持ち上げて打ち上げるのであるが、落ちてくる火の粉など美しさを堪能する傍ら、火傷の心配などもよぎった。 どこのイベントスペースだったかで見かけた光景である。番傘を口にくわえた板に載せて大きなボールに乗り、5個のボールを操っている。
大道芸人の極めつけで、ステージの前は黒山の人だかり。彼の一挙手一投足に拍手したりため息ついたり。残り少ない愛知万博の一こまを描いた。