「1900年代最後の秋」( 2000.1.1掲載)
いよいよ西暦2000年を迎えました。世間ではコンピューターの誤作動について危機感を抱き、非常に多くの方が年末年始の勤務に就いておられるようです。むかし「モダンタイムス」という映画があり、その中でチャップリン扮する工員が機械にこき使われていた、機械文明における人間の弱さを風刺した状況が印象に残っています。現在の状況はまさにそれの世界的現代版とも言える、またその他の科学技術の発展とあいまって人間性の尊厳を守るために何が必要か、をますます問われる時代になっていくと痛感します。
しかし自然の情景だけは時の移り変わりに影響されず、つねに私たちの眼に映ってほしいものです。2000年の最初のページを飾る葉書絵は1999年の締めくくりとなる秋の景色を中心にまとめてみました。