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「残暑にサルビア満開」:(2001.8.30)
サルビアは開花期間が長く夏から秋にかけてよく目にする花のひとつです。また花1本1本は余り目立つものではありませんが群生したものは目にも鮮やかです。ここは迫間地区にあるサルビア花壇で、S字カーブの道路の周囲やこのようにまとめたエリアに花の赤と葉の緑が美しい造形を描いていました。尤もこのページが皆さんの目に触れる頃まで鮮やかな色を保つかどうか。 |
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「トンネルの向こうにサルビアの花」:(2001.8.30)
迫間地区の山腹に張り付くように細い車道が敷設され、ちょっとしたドライブウエイコースになっています。このトンネルはたった数10mの無名のトンネルで、この中で車の行き違いは出来ませんが、これが却って山中の雰囲気をかもしています。この絵はトンネル中央から東口を見たもので、出口にはこのように雑木林をバックにサルビアの花壇がこじんまりとしつらえてあります。以前ここを通った時抱いたイメージ通りの絵になりました。 |
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「サルスベリの残暑」:(2001.8.30)
サルスベリは私にはあまりなじみのない花でしたが、実際には意外に多くの場所に植えられていることに気がつきました。私が頻繁にドライブする岐阜県関市郊外の山道は、若い木も含めて多くの花を観賞できました。この絵もその1枚です。花の色はこのようにピンクのほか赤紫・白に斑が入ったものなど種々ありますが、比較的細かい葉の緑と調和して地味ながら存在をアピールしています。 |
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「迫間不動滝」:(2001.9.1)
「迫間不動尊」は駐車場から徒歩で往復30分弱ですので、最近健康増進をかねて妻とよく参拝しています。このお不動様には奥の院があり、そこから数m離れたところが最上部で格好のよい高さ20m程の滝があります。このあたりは山が比較的深いためか水量は相当変化するものの切れたのを見たことがありません。この絵は奥の院から見たものです。一度信者がお経を唱えながらこの滝に打たれているのを見かけました。 |
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「参道に坐す「福の神」」:(2001.9.1)
下の駐車場から迫間不動尊にいたる坂道の途中に、積み上げた小石の塔の間にそっと置かれた陶製の置物です。高さ10数cmで、背中の部分に「福の神・仙臺四郎・商売繁盛」と刻んであり、むき出した両膝の間に立派な男性のシンボルをつけています。この置物で私が一番気に入っているのはシンボルではなくて顔の部分です。「福の神」の名前にふさわしく、実に福よかで見るからに満ち足りたという表情です。似たものがあればぜひ手に入れたいと願っています。 |
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「関工業団地遠望」:(2001.9.1)
先にご覧頂いたトンネルを出ると、雑木林の間からこのように関工業団地を中心とした視界が広がっています。工業団地に入って見ると建物が整然と並んでいるだけですが、ここからは緑に囲まれた地域と遠方の山々がスクリーンに映し出された雄大な景色として認められます。もちろん工業団地付近には住宅団地や田畑が散在しています。 |
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「緑の中の迫間不動滝」:(2001.9.4)
この滝には正式の名前がなさそうなので、自分なりに命名しました。向かって左は大きな岩の壁でその左奥に奥の院があります。右下は礼拝のための祠で、参拝者が供えたローソクや線香が絶えず燃えています。この時期は周囲の草木の緑が美しく映え、水量が少ない時には岩肌を伝う水の軌跡が良くわかります。また水量が多い時はこの祠付近が一面に霧状の水滴で覆われ、落下する音がかなり遠くまで響き渡っています。 |
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「関はさま農産物直売所」:(2001.9.5)
迫間不動下の駐車場に2年程前に設置された施設で、地元で生産した野菜や果物を非常に安価に売っています。当日朝収穫したものを直接売るので、新鮮であるうえ自宅付近のスーパーより安いため、私も野菜などをここで調達することがよくあります。当然ながらお不動様に参拝したついでに買っていく人で結構にぎわっており、午後3時の閉店間際には大半の商品が売り切れています。 |
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「迫間不動参道にて」:(2001.9.8)
迫間不動の境内にある護摩堂から奥の院に通じる参道を描いたものです。この参道の両脇には大小の石仏や「・・・霊神」などと刻んだ石碑が所狭しと並んでおり、絶えず線香の煙が立ち昇っています。この「迫間不動尊」は宗教法人で、辞典によると「不動尊」は密教における仏教の守護神とありますが、石碑に刻まれた表現は必ずしも仏教ばかりではなさそうです。考えようによってはここは神仏両用の、信者にとっては都合のよいお不動様かもしれません。 |
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「迫間不動境内のサワギキョウ」:(2001.9.9)
この花に似た植物はあちこちの山野で見かけますが、サワギキョウという名前のこの植物を知ったのはテレビを通じてです。縁に突起をつけた葉の形状はキキョウと同じですが、花はキキョウと全く異なり上唇と下唇に分かれています。茎もキキョウに比べてかなり背高で、種子の入った袋はゴマに似ており、中に非常に細かい種子が詰まっています。いずれ種子を取って自宅で育ててみようと思っています。 |
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「残暑に咲くイタドリの花」:(2001.9.12)
迫間不動境内近くで見かけたイタドリの花です。茎や葉のどちらかといえば野暮な感じとは違って、花は淡い色の細かいものが穂のように密生し可憐ささえ感じさせます。 |
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「迫間不動小滝」:(2001.9.16)
上でご覧頂いた滝の下流で、迫間不動尊への参道横下にある小さな滝です。高さはせいぜい1.5m程ですが、この絵を描いたときの水量は多からず少なからずで岩のでこぼこをぬって水が勢い良く流れる様子が良く見えます。また周囲の草木もこの絵のように面白い配置になっています。 |
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「浅草橋の東・残暑の昼休み」:(2001.9.17)
久しぶりに東京浅草橋付近で描きました。昼休み神田川の堤防に腰掛けて携帯電話をしている若者、その前を通過するサラリーマンなどまだ残暑を避けて日陰で自分の時間を過ごしているという感じです。この絵には表せなかったのですが神田川には屋形船が多く係留されていました。 |
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「赤い帽子と眠るホームレス」:(2001.9.20)
名古屋駅前地下街での光景です。昼寝を貪る浮浪者のそばの赤い野球帽が印象的でした。しかも帽子の方は着ているものと違って新品と思われます。このあたりは多くの通行人がいますが、浮浪者に関心を示す人は全くいません。そこで絵を描いている私のほうが奇異に映ったかも知れません。描き終わった丁度そのとき男は赤い帽子をかぶって立ち去りました。 |
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「迫間不動・下の小滝」:(2001.9.22)
上の小滝を描いて数日後気がついて描いたのがこの絵です。この滝も高さ1.5m程ですが上の小滝とは形状が違ってこのようになだらかな傾斜を流れるものです。水量が多少多目のため滝壷?も上がっています。奥の院から境内間での滝はこれら3つのみですが、水自体は非常にきれいであるため、岩肌はもちろん滝壷の小石などもよく見えます。 |