タジキスタン館・涅槃像の頭部 スリランカ館・糸を紡ぐ女性
タジキスタンは中央アジアの一画であるが、私は全く知識を持ち合わせていない国であった。ここでは中央アジア共同館の1つのブースとして配置されている。涅槃像が余りに大きすぎ、タジキスタン館の中はこれ以外は土産売り場だけではなかったかと思う。私の絵も全体像を描くことができなかったので、頭部だけで失礼した。復元した像であるが顔は全ての迷いを断ち切った穏やかな表情をみせている。
スリランカは昨年暮れの大津波で甚大な被害をこうむった国として記憶も新らしい。このパビリオンでは2人の女性が糸紡ぎと機織りの実演を行っており、機織りの絵も描いてある。背景の織物は現地の産物であろう。この絵の左側のプーリーが自転車の輪を利用しているのがミソ。まさにリユースの実践そのものである。手作業による糸紡ぎや機織りを現在わが国では見ることが出来ないであろうが、私の子供時代には祖母がやっていたことを記憶している。