「3年ぶりの作品紹介(2)」 (2012.4.15 掲載)
今回も3年ぶりの作品紹介で、友人と訪ねた京都永観堂・修学院の秋景色のほか、同年暮れに行ったなばなの里の夜の風景、翌年春叔母と訪れた平等院、ボランティア団体のツアーで行った横谷峡、さらに高校時代の同窓会で楽しんだ長良川鵜飼など15点で、非常にバラエティに富んだ作品集になりました。
正式名称は「禅林寺」と言い、「もみじの永観堂」としてよく知られている京都東山随一の紅葉名所とのことで、境内には約3000本の楓が植えられており、建物から見える紅葉や庭園は落ち着いた気分にしてくれます。
永観堂では何枚かを描きましたが、いずれも紅葉中心で変化が無いので上とこの2枚を掲げました。また描くことはできなかったですが本尊は「見返り阿弥陀」といわれる首を左に振った阿弥陀如来像が有名です。
「修学院離宮・浴龍池の一画」:(2008.11.20) 修学院離宮は、1659年に完成した山荘で、京都の比叡山の山すそにある自然を生かして造られた離宮です。京都の山々や市街地の景観を取込んだ自然と一体化した美しい景色をみることができます。この池は修学院離宮の上段の谷から流れる川をせき止めたもので、この場所は船着き場のようです。
修学院離宮は上、中、下の三つの離宮に分かれていて、それぞれを松並木の道がつなぐ造りになっています。修学院離宮でも、一番の見所は上離宮の回遊式庭園と言われ、その途中から観た浴龍池の眺めはこの絵ではうまく表現できなかったですが、非常に感動的でした。
この絵も修学院離宮の庭園を回遊しながら見かけた場所です。庭園の周囲を回遊すると周りの風景が変化し、並木の紅葉にも目新しさが感じられました。修学院離宮の秋が一つ一つ美しく新しい感動を与えてくれる、本当に良いひと時を過ごすことができました。
野間大坊は知多半島の南部に位置し、ここには鎌倉幕府初代将軍、源頼朝の父義朝が眠っています。寺の縁起によれば野間大坊が創建されたのは天武天皇の時代(673-686)。父義朝の菩提を弔った頼朝を始め、豊臣秀吉、徳川家康の庇護を受けて発展したそうです。
平等院は過去にも拝観していますが、今回は80代後半の叔母を伴って訪れました。ここは平安時代後期、天喜元年(1053)に、時の関白藤原頼通によって平等院に建立された阿弥陀堂です。この鳳凰堂は池の中島に建てられており、建物は池に映っていますが、この絵では池まで描ききれませんでした。
ボランティア団体の春の慰安旅行で訪れた一こまです。横谷峡は奥蓼科温泉郷の一部で渓流が美しく、その中でも乙女滝は名前の通り美しい姿を見せています。この日は天候にも恵まれた上、温泉にも浸かって楽しい旅を満喫しました。
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