「5月の詩(うた)」 (1997.5.25 掲載)

5月は「若草」・「子供の日」・「鳥の営巣」・「種まき」など12ヶ月を通じて最も生物の成長を象徴している月ではないかと思います。一方ゴールデン・ウイークは私達に自分本位のひとときを過すうえで大きな役割を果たしているようにも思われます。
そこで「5月の詩(うた)」と銘打って、5月に描いてきた約50枚の中から特徴的なものと記念になるもの12枚を並べてみました。

「メーデーや・・」 : (1995.5.1)

一昨年メーデーに原宿駅前で見た光景です。代々木公園かどこかでの集会が終わっての帰りでしょうか、急に雨が降り出したので多くの人が駅に飛び込んで雨宿りをしているところです。拙い俳句をしるしました。

「鎌倉大仏」 : (1995.5.3)

ゴールデン・ウィークに家内と一緒に鎌倉を訪れました。この日は非常に天気がよく、たくさんの人出でにぎわっていました。大仏さんもさぞかしうるさく感じたことと思います。

 

「ニースの古館」 : (1995.5.30)


ニースで開催された「環境とエネルギーに関する日・仏専門家会議」に出席した際に描いてきました。ニースのこの地域は旧市街で17世紀に造られたもので、この近くにナポレオンが投宿したホテル?もまだ残っています。

「川越電力館 」: (1996.5.2)

私が従事している「MCFC発電試験所」は中部電力川越火力発電所の一画にあります。この発電所は現在では我が国最大と聞いております。この構内に昨年7月「テラ46」と名づけられたPR館が誕生しました。私は開館の約2ヶ月前にこれを描いたのでこのようなタイトルにしました。

「子供の日に」 : (1996.5.5)

自宅の庭に咲いたスズランです。10年以上も前にどこからか頂いて地面に下ろしたところ、毎年ゴールデン・ウィークに可愛い花を見せてくれます。かすかに良い香りもしています。

 

「那智の滝」 : (1996.5.20)

この滝は和歌山県・那智川の上流にあり、落差は133mでなかなか男性的な趣があります。滝そのものが御神体としてあがめられ、全国的に有名です。この絵は職場の慰安旅行で紀伊勝浦方面に行った際に描いたものです。

「いちはつ」 : (1997.5.4)

この花はアヤメ科の植物でアヤメ・カキツバタ・菖蒲などの同類ですが、名自体はあまりなじみがないようです。自宅近くの畑で描き、ついでに持ち主の方から数本頂戴してきました。今年の5月は多く描きましたのでこれ以後は今月の作品をのせました。

「母の日に(1) 」: (1997.5.10)

今年の母の日は5月11(日)でした。昨年から家内のもとへ長男のお嫁さんと二男(まだ独身)から「母の日」のプレゼントが届くようになりました。家内は大変感激しております。これは二男からのものです。早速描いてみました。

「母の日に(2)」 : (1997.5.11)

この絵は長男のお嫁さんからのものです。昨年同様作品を長男夫婦に贈りました。昨年の花とは少し違い紫を基調にしたものです。今年は贈り主が遠方で異なっていても、2個とも岩倉市内の同じ花屋さんから届きました。

「新宿ナイヤガラの滝 」: (1997.5.13)

東京新宿中央公園の一画に昭和57年(1982年) に造られたものと聞いております。この公園も同時に開園されたようですが、それ以前この場所は下水処理場でしたからすっかり様変わりしております。都心のオアシスとして造られたものと思いますがなかなか潤いがあって快く感じられます。

「うらじろようらく」 : (1997.5.18)

岐阜県羽島市の「美濃竹鼻藤まつり」に家内と立ち寄った時、家内が目をつけたものです。肝心の藤は大したことはなかったのですが、この可愛い花は記念になりました。早速庭に植えましたが、そもそもこれは「どうだん」の一種のようです。「どうだん」の花は前にご覧頂いた「スズラン」によく似ていることに気がつきました。

「入鹿池 」: (1997.5.25)

入鹿池は愛知県犬山市の東部にあり、尾張地方の潅漑用水の水源で第1回のこのページでご覧頂いた「五条川」の源流でもあります。この絵は日曜日の午後のボート置き場を描いたものですが、殆ど乗船者が居ないのは意外でした。