「春・お彼岸」 (1998.4.1掲載) 

いよいよ今日から4月です。今回のページは「彼岸の中日」前後に制作した作品をページにまとめました。なお3月25日は私の59歳の誕生日でした。余暇を利用して葉書絵の制作に熱中することで、若さを維持し感性を養えれば幸いです。3月22日(日)の午後に妻と高蔵寺ニュータウンの北側にある「春日井市都市緑化植物園」を散策し、葉書絵5点を制作しましたのでその一部を本ページに加えました。この植物園は数多くの花木がありますので時々訪れたいと思っています。なお私の葉書絵は3月中に500点に達しました。ここに掲載していないものは4月のページで桜を中心に掲載する予定です。

「春うらら」:(1998.3.7)

私の住んでいる岩倉市内五条川での風景です。3月に入って少し春らしくなり、このような釣りに興ずる人を見かけるようになりました。風はすこしありましたが、釣り人は身動きせず眠っているのではないか、まさに春うららという感じでした。この絵を描き終る頃この人は去っていき、近くに別の人が何人か現れました。この日土曜日の午前中で太公望も忙しいと思います。

「午後の語らい」:(1998.3.8)

日曜日の午後、2家族と思われるグループのくつろいだ語らいのひとときです。近くには小型の犬も寝そべってのんびりした光景です。グループが解散し、この犬の飼い主が私に近寄ってきて葉書絵のことで質問などをされました。その小犬(種類はシーブとか何とか、名前は確かネネとかいわれましたが)は私に大変なついて、私がボールを投げると走って取りに行き私にわたして呉れました。可愛い小犬でした。

「黄昏のレインボウブリッジ」:(1998.3.13)

東京湾の一番奥まった所に位置するお台場海浜公園から見た夕方のレインボウブリッジです。この橋は完成してまだ数年しかたっていませんが、橋の上下をモノレールの「ゆりかもめ」と自動車道が走っていて、新橋から有明までの便利なルートになっています。お台場公園はデートスポットとしても人気があり、ここからの夕焼けに映えるレインボウブリッジは本当に美しく、感激しました。

「ホワイトデー」:(1998.3.14)

ホワイトデーのスーパーマーケットでの風景です。バレンタインデーとは違って陳列してある品物も少なく、ホワイトデー当日のせいかお客もまばらでした。

「日比谷公会堂」:(1998.3.19)

私は東京日比谷公園での絵をかなり描いていますが、これは夕方知人との待ち合わせの時間を利用して描いたものです。しゃがみこんで一心に描いているところに来た当の知人から「体調を壊した老人がしゃがんでいるのかと思った」と言われて笑ってしまいましたが、熱中する姿は自分では気がつかないものです。この公会堂は周りの近代的なビルと対照的でなかなか風格があります。

 

「春日井市都市緑化植物園」:(1998.3.22)

日曜日妻とあても無くドライブしていて見つけたのがこの植物園でした。ここは春日井市高蔵寺ニュータウンの北東側に位置し、この日は日曜日で春を待ちかねた多くの人達が入園しておりました。かなり広大で非常に多品種の植物が植えられており、全部を一通り見るには相当時間がかかりますが、私の自宅からは1時間と少しで来られますのでもう2・3度訪れる積もりです。

「ベンケイ(ハナモモ)」:(1998.3.22)

上に描いた植物園で見かけたハナモモです。この花は赤色ですが、本当は白色の花と組み合わせて「ベンケイ」と言うらしいと管理人から聞きました。この花は最近あちこちの家でも見かけますが、花の赤色に特徴があり春の暖かさをよく表していると思います

「カタクリ」:(1998.3.22)

この花も同じ植物園で描きました。この花は可憐で妻が関心を持っていたものの、私達が実際にお目にかかる事はめったに無いので、ぜひ葉書絵にするようにとの妻の勧めで描きました。ただここでは狭い場所に少ししか植えてなくてちょっと淋しい感じもしました。小さな株ですからことによると持ち帰る人も居るように感じられ、株を増やすためにもっと管理を厳重にした方が良いと思いました。

「カラー」:(1998.3.22)

この花も上と同じ植物園でのものです。カラーは一般に白色だと思っていましたが、このように深みのあるダイダイや茶と紫がうまく溶け合ったものなど、見ていて飽きないので妻が描くように勧めてくれました。この植物園での写生が延びたため閉園時刻までいることになりました。

「鶴の噴水」:(1998.3.26)

この噴水は東京日比谷公園の池にあり、明治38年の制作になるものでこの様な飾り噴水は我が国で3番目に古いものだそうです。基礎の部分は最初金属であったのが二次世界大戦の時回収されて、現在はコンクリート製だそうですが噴水自体はかなり立派です。丁度桜の花が開き始めたところで、写生のアングルもこのようにバランスをとって描きました。

「春の午後」:(1998.3.26)

上の絵の後同じ日比谷公園で見かけた光景を描いたものです。3人のご婦人が、ショッピングの後らしく傍らに青い紙袋を置いて、かなり長い間話し込んでおられました。この日は大変暖かく外出は快い1日だったと思います。

「岩さくら」:(1998.3.28)

この岩さくらは、昨年4月岐阜県根尾村へ淡墨桜を見に行った時買ったもので、自宅の庭に植えておいた処最近花を付けました。葉の色は岩牡丹に似ていますが、非常に小柄で花自体も淡いピンクで実に可憐です。余りにも地面すれすれに生えているので腹ばいになって写生しました。割合良い感じの絵になったと思います。